インドといっても広い。全てのインド料理を食べ尽くすことができるわけではないのだが、1週間程度の海外旅行でも日本とは違った体験ができる。個人が体験したちょっとしたインド料理体験記です。
インド料理は、インドで生まれて世界各国で食べられている。「辛い」というイメージが先行しているが、トウガラシは大航海時代に新大陸から持ち込まれた。多種多様なスパイスを使うことは、インドが古くから交易の拠点だったことを物語っている。
昔はインドというと「みんなカレーを食べているのだろう」と思われていたが、最近は本格的なインド料理を日本で食べられるようになり、単純にインド=カレーと考える人は少なくなった。一般的に知られているインド料理は北インドのものだそうである。
実際に旅行してみると、インド人が毎日ターリーと呼ばれる食事ばかりしているわけではないということが分かる。イギリスの植民地時代が長かったのでサンドウィッチも売っているし、マクドナルドでインド風のハンバーガーを食べることもできる。
さらに、インド人が全てベジタリアンということはないそうだ。だから肉料理を食べさせてくれるレストランも多い。
特徴といえば食べる所によって、料理の値段に格差があるということだろう。一流のホテルで食べると40米ドルくらいするターリーも、庶民的なレストランでは200円以下(約100ルピー)だったりする。